特集 胆道感染症の診断・治療
12.術後再建腸管症例における胆管炎治療
谷坂 優樹
1
,
良沢 昭銘
1
,
水出 雅文
1
,
藤田 曜
1
,
小川 智也
1
,
鈴木 雅博
1
,
勝田 景統
1
,
斎藤 陽一
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器内科
キーワード:
胆管炎
,
術後再建腸管
,
バルーン内視鏡
,
シングルバルーン内視鏡
,
超音波内視鏡ガイド下胆管ドレナージ
Keyword:
胆管炎
,
術後再建腸管
,
バルーン内視鏡
,
シングルバルーン内視鏡
,
超音波内視鏡ガイド下胆管ドレナージ
pp.1189-1194
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001914
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急性胆管炎は,重症度に応じて早期の胆道ドレナージが必要とされている.術後再建腸管症例においても,胆道ドレナージの適応は通常解剖と同様である.術後再建腸管症例における内視鏡的胆道ドレナージは,スコープの目的部位までの挿入,目的部位到達後の胆管カニュレーションや,ステント留置手技にもさまざまな制約があり困難であるとされてきた.近年,バルーン内視鏡の登場により処置成功率が向上してきており,第一選択となりうる治療法となってきた.しかしながら,依然困難な場合もあるため,経皮的ドレナージや超音波内視鏡ガイド下ドレナージなどの代替手段にも精通しておく必要がある.
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