特集 良悪性肝門部胆管狭窄への内視鏡的アプローチ
6.切除不能悪性肝門部胆管狭窄に対する胆道ドレナージ(2)uncovered SEMS(stent-in-stent法)
加藤 博也
1
,
友田 健
1
,
松三 明宏
2
,
松本 和幸
2
1岡山市立市民病院消化器内科
2岡山大学病院消化器内科
キーワード:
悪性肝門部胆管狭窄
,
金属ステント
,
両葉留置
,
マルチステンティング
,
stent-in-stent
Keyword:
悪性肝門部胆管狭窄
,
金属ステント
,
両葉留置
,
マルチステンティング
,
stent-in-stent
pp.1648-1654
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003289
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切除不能悪性肝門部胆管狭窄に対する胆道ドレナージは,手技やデバイスなどいまだ議論の余地がある.Stent-in-stent法は,uncovered SEMSを用いた両葉ドレナージ手技の一つである.1本目のステントの内腔を通して2本目以後のステントを留置するのが本法であり,2本目以後のステント留置にしばしば難渋する.ガイドワイヤーによるステントのメッシュ,および狭窄突破が困難な症例,ガイドワイヤーが突破しても,カテーテルやステントのデリバリーを進めるのが困難な症例がある.困難症例では場面に応じたガイドワイヤーの選択や,ステントの特性を理解すること,また,ステントを留置する順序や2本目の留置が困難な際のトラブルシューティングを理解することが成功につながる.
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