特集 産婦人科医が知っておくべき新生児マススクリーニング
各論
8.脊髄性筋萎縮症
木水 友一
1
T. Kimizu
1
1大阪母子医療センター小児神経科
pp.711-716
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003018
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy;SMA)は,責任遺伝子であるSMN1遺伝子の欠失を主因とする進行性の神経筋疾患である。近年有効な治療薬が上市され,その治療効果は早期治療により向上するため,SMAを対象とした新生児スクリーニング(newborn screening;NBS)の社会実装が国内外で広がっている。SMA-NBSを介した早期治療の実現には産婦人科医のSMAに対する理解が重要な要素の1つと考えられる。本稿では,SMA-NBSの実際とその課題について解説する。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.