脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
治療法選択とその根拠 腰椎 脊柱管狭窄 腰部脊柱管狭窄症に対する直視下片側進入両側除圧術の成績 開窓術との比較
武井 寛
1
,
橋本 淳一
,
林 雅弘
,
後藤 文昭
,
千葉 克司
,
荻野 利彦
1公立置賜総合病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
脊柱管狭窄
,
X線CT
,
腰椎
,
外科的減圧
,
失血-外科
,
手術時間
Keyword:
Lumbar Vertebrae
,
Radiography
,
Spinal Stenosis
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Blood Loss, Surgical
,
Decompression, Surgical
,
Operative Time
pp.218-223
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2007024957
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腰部脊柱管狭窄症に対して直視下片側進入両側除圧術(以下A)を行った37例と両側進入による開窓術を行った40例の治療成績を群間比較した。Aの方法は、まず進入側にトランペット型の開窓術を行い、次いで開窓部から棘突起の一部を含めて脊柱管の反対側を除圧した。手術時間、出血量は両群間に有意差なく、JOAスコアの改善率にも有意差は認めなかった。Aにおいては手術経験を重ねるごとに手術時間、出血量が短縮・減少していたことから本法は開窓術よりも侵襲の少ない手術であると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2006