発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007095245
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内視鏡を用いた除圧術を施行した腰部脊柱管狭窄症33例の術後成績について検討した。平均JOAスコアは術前11.8±4.5点が最終診察時に23.5±2.6点へと改善し、改善率は平均67.4±15.1%であった。手術椎間は1椎間が27例、2椎間が6例で、平均手術時間は114.5±42.5で、1椎間あたり平均96.9±37.7分、出血量は平均75.3±3.1mlであった。合併症は1例で硬膜損傷による髄液漏出があった。直視下手術へ変更したのは5例で、理由としては、変性が高度で椎弓間を見出すことが困難であったこと4例、術中に前方要素の除圧が必要であると判断したが内視鏡下では困難であったこと1例であった。内視鏡下に手術を終了した例の1椎間あたりの平均手術時間は91.3±27.8分で、手術後平均入院日数は6.8日であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2006