経験と考察
頸椎ハイブリッド前方固定術の治療成績
石濱 嘉紘
1
,
神里 晋
,
吉田 正弘
,
冨永 亨
1聖隷福祉事業団総合病院聖隷三方原病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
頸椎
,
術後合併症
,
脊髄造影
,
脊椎固定術
,
脊椎疾患
,
X線CT
,
外科的減圧
,
後向き研究
,
治療成績
,
アラインメント
Keyword:
Cervical Vertebrae
,
Myelography
,
Radiography
,
Postoperative Complications
,
Spinal Diseases
,
Spinal Fusion
,
Retrospective Studies
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Treatment Outcome
,
Decompression, Surgical
pp.945-947
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017392525
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当科で頸椎前方除圧固定術を施行した262例のうち、4椎間前方除圧固定術を行った17例(手術時平均年齢67.2歳)を対象に、椎体亜全摘のみ施行した7例(C群)とハイブリッド法を施行した10例(H群)に分け、短期成績を比較検討した。その結果、年齢、入院期間、手術時間、出血量、JOAスコア、スコア改善率については両群間で有意差を認めず、癒合率は両群とも100%であった。術後矯正損失についてはH群で有意に少なかった。合併症はC群の1例に認めたが、H群ではみられなかった。
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