発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005037769
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1990年4月~2003年2月に手術を行ったアテトーゼ型脳性麻痺に伴う頸髄症12例を対象とした.術前単純X線動態撮影により3群に分類した.後彎群,局所不安定群では後方除圧固定術のみでは後彎が進行し成績は不良であったが,筋解離術を併用した後方除圧・前方矯正固定術を行った症例ではアライメントが保たれ,比較的良好な成績が得られた.金属固定材料の単独使用によりワイヤーの破損,プレートの脱転などを生じたことから,内固定方法には工夫が必要であった.不随意運動および頸部痛の軽減に,筋解離術の併用は有効であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004