発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005037768
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インサートが固定されるfixed型の人工膝関節2機種と,インサートが可動するmobile型の人工膝関節1機種において,術後の膝蓋大腿アライメントと脛骨コンポーネントの設置位置および下肢アライメントとの関係を,各機種間でX線学的に比較し検討した.内側型の変形性膝関節症に対して人工膝関節全置換術を施行した,82例134関節を対象とした.脛骨コンポーネントの内方設置,内旋位設置は,術後の膝蓋大腿アライメントを悪化させる因子と考えられた.Mobile型では,脛骨コンポーネントの設置異常があっても,インサートが可動式であるため,膝蓋骨に働く外方への勢力が分散され,fixed型に比べ膝蓋骨が適切な位置に保持されると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2004