整形外科領域における移植医療
骨および軟骨に対する人工・生体材料、組織細胞移植の臨床成績 脊椎 β-リン酸三カルシウムと局所骨を用いた腰椎後側方固定術の検討
萩原 義信
1
,
仲澤 徹郎
,
中馬 敦
,
斉藤 忍
,
国司 俊一
1地域医療機能推進機構東京城東病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
自家移植
,
関節可動域
,
偽関節
,
骨移植
,
術後合併症
,
脊椎固定術
,
脊椎すべり症
,
椎弓切除術
,
腰椎
,
治療成績
,
Beta-Tricalcium Phosphate
,
骨癒合(骨折治癒以外)
,
椎弓根スクリュー
Keyword:
Lumbar Vertebrae
,
Laminectomy
,
Radiography
,
Pseudarthrosis
,
Postoperative Complications
,
Spinal Fusion
,
Spondylolisthesis
,
Transplantation, Autologous
,
Bone Transplantation
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
,
Pedicle Screws
,
Beta-tricalcium Phosphate
pp.112-114
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016081976
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腰椎変性すべり症に対してβ-リン酸三カルシウム(β-TCP)顆粒と局所骨を用いて腰椎後側方固定術を行った20例の移植骨癒合状態と臨床成績を検討した。対象は男6例・女14例で、平均年齢は69.4歳、平均経過観察期間は31.6ヵ月であった。その結果、単純X線による評価で骨癒合群は16例、偽関節群は4例であった。両群間で、性別、年齢、経過観察期間、手術椎間数、手術時間、出血量、コルセット装着時間、JOAスコアおよびJOAスコア改善率、初診時・経過観察時の%SLIPおよびROMのいずれにも有意差は認めなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015