発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003185404
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26歳女(症例1).左股関節痛に気付き,腰椎間板ヘルニアを疑われ,腰椎CT,MRIを施行し,卵巣腫瘍を疑わせる所見がみられた.再びCT,MRI,血管造影を施行したところ,軟部組織由来の後腹膜腫瘍が疑われた.骨盤部CT,MRI所見より神経鞘腫の術前診断で腫瘍摘出術を施行した.手術所見,病理組織所見より神経鞘腫と診断した.34歳女(症例2).妊娠糖尿病,高血圧合併妊娠で入院中に骨盤内腫瘍を指摘され,卵巣腫瘍が疑われた.MRIのT2強調矢状断像で仙骨前面に接する形で高信号の腫瘤を認め,Gd造影矢状断像で腫瘤は造影され,卵巣腫瘍の術前診断で手術を施行した.手術所見,病理組織所見より神経鞘腫と診断した
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