発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003185402
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人工膝関節置換術(TKA)を施行し,再置換術を行った18膝(男1膝・女17膝,55~80歳)を対象に,使用機種の選択法について検討した.術前後のJOAスコアは変形性膝関節症(OA)で平均42点から67点,慢性関節リウマチ(RA)で平均45点から74点に改善した.インプラント抜去後に生じた脛骨骨欠損はノンコンテインドタイプ9膝,コンテインドタイプ8膝であった.骨欠損程度は14膝は骨端部にとどまり,3膝で内側または外側の欠損が骨端部まで達していた.再置換術に使用する機種は骨欠損量と内・外反不安定性により決定した.骨欠損例に対してはオウグメント(増大)タイプに人工関節を使用し,欠損部を補填した.靱帯機能不全による内・外反不安定性の例には側副靱帯代用型関節を使用した
©Nankodo Co., Ltd., 2003