発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009138552
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57歳男。腹痛を主訴とした。自動車同士の衝突事故で救急搬送され、当所腹部に異常はなかったが、その後左下腹部痛が出現した。CTで肝表面にfree airを認め、外傷性小腸またはS状結腸穿孔と診断し、緊急腹腔鏡手術を施行した。手術所見で胆汁性の腹水と腹膜炎を認め、小腸には穿孔を認めた。小開腹にて穿孔部を縫合閉鎖した。術後経過は良好で、術後3日より経口摂取を開始し、術後10日に退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009