発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017032241
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症例1(38歳男)は3ヵ月前に、症例2(36歳男)は5ヵ月前に、交通外傷による小腸穿孔、腸間膜損傷に対し開腹止血と小腸部分切除術が施行され、リハビリテーションのため転院あるいは自宅退院をしていた。両症例とも立位にて右側腹部に手拳大の膨隆が出現し、腹部CTにて右側腹部の内外腹斜筋、腹横筋ともに断裂し、上行結腸の脱出を認めた。外傷性腹壁ヘルニアの診断でメッシュによる腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行し、経過良好にて術後約1週間で退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2016