発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006198946
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84歳女性.患者は貧血を主訴とした.入院時,高度の貧血を認め,濃厚赤血球を4単位投与した.上部消化管の内視鏡および造影検査の結果,十二指腸gastrointestinal stromal tumor(GIST)と診断し,十二指腸切除および胃部分切除,Billroth II法による再建を行なった.腫瘍は2.2×2.1cmで,c-kit陽性,CD34・デスミン・α-SMA・S-100は陰性であった.術後,一時胃排出遅延を来したが,保存的に軽快した
©Nankodo Co., Ltd., 2006