発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006093114
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19歳男.昼食を急いで摂取した1時間後から咽頭痛,心窩部痛が出現した.胸部単純X線像と胸部CTで縦隔気腫を認めた.入院,絶飲食,安静で経過観察となった.安静でも症状が改善しないため,第2病日,精査目的で転院搬送となった.胸部単純X線像と胸部CTでも縦隔気腫と深頸部気腫を認めた.特発性縦隔気腫の診断で,絶飲食で経過観察とした.入院翌日に気管支鏡検査を施行したが異常は認めず,症状も軽快傾向を示した.血液検査上,炎症反応の悪化はなく,第4病日(入院3日目)の胸部単純X線で縦隔気腫も消退したため,同日紹介元病院へ再転院となった
©Nankodo Co., Ltd., 2006