発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006078615
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77歳男.52歳頃から右腰部の腫脹があり,増大傾向がみられたが,無症状のため放置していた.約2ヵ月前から右腰部に疼痛が出現するようになり精査を行なったところ,腹部CTにて第12肋骨尾側で右腰部にヘルニアの脱出を認め,その中には腸管がみられた.上腰ヘルニアと診断し,メッシュプラグ法によるヘルニア根治術を行った.ヘルニア門は直径3cmであった.術後CTでは右腰部のメッシュプラグが腹腔内に認められ,ヘルニアは修復されていた.術後経過は良好で,術後10ヵ月現在,ヘルニアの再発は認められない
©Nankodo Co., Ltd., 2005