発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006198942
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74歳男性.患者は左下腹部の膨隆を主訴に著者らの施設へ入院となった.既往歴として11年前に右鼠径ヘルニア手術,8年前に腹壁瘢痕ヘルニアに対するポリプロピレンメッシュを用いた修復術があった.入院時,立位で上前腸骨棘より約1cm尾側の腹直筋左側外縁に径3cm大の膨隆が認められ,腰椎麻酔科下に開腹術を施行したところ,径5cm大のSpigelヘルニアが確認された.PHSを用いて修復術を行なった結果,経過は良好で,術後6ヵ月現在,再発はみられていない
©Nankodo Co., Ltd., 2006