発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006036937
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
17歳男性,27歳男性.両症例も下血を主訴とした.バリウム二重造影,大腸内視鏡所見では,それぞれ直腸のRbP領域,RaRs領域に2型腫瘍を認め,直腸癌の診断で開腹手術を施行し,1例は腹式会陰式直腸切断術+D3リンパ節郭清,他の1例は低位前方切除術+D3リンパ節郭清を行った.病理組織学的に腫瘍はいずれも高分化型腺癌で,病期分類はそれぞれStage IV,Stage IIであった.いずれも退院後外来にてUFT内服投与にて経過観察を行い,1例は無再発生存中,他の1例(Stage IV)は局所再発を認め,化学療法をTS-1に変更した
©Nankodo Co., Ltd., 2005