腫瘍の術前・術中診断と術式選択
直腸癌の術前診断と術式選択
三好 正義
1
,
上野 秀樹
,
橋口 陽二郎
,
望月 英隆
1防衛医科大学校 外科学講座
キーワード:
大腸内視鏡法
,
MRI
,
リンパ行性転移
,
術前診断
,
X線CT
,
直腸腫瘍
,
粘液腺癌
,
リンパ節郭清
,
印環細胞癌
,
注腸造影
,
直腸診
,
直腸切断術
,
陽電子放射型断層撮影
,
経直腸的超音波診断
,
低位前方切除
Keyword:
Barium Enema
,
Adenocarcinoma, Mucinous
,
Colonoscopy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Rectal Neoplasms
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Carcinoma, Signet Ring Cell
,
Digital Rectal Examination
,
Positron-Emission Tomography
pp.153-160
発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007136145
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直腸癌は解剖学的特殊性からも術後の機能障害や局所再発が生じやすい。そのため、外科的治療においては、根治性を追求しつつ、機能温存も追及するきめ細かい術式選択が必要となる。本稿では、1)括約筋温存術の適応、2)側方郭清の適応、3)中枢D3郭清の適応に関して、術前診断要素(局在、壁深達度、リンパ節転移など)と術式選択についてわれわれが行っている工夫を交えて述べる。
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