発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016150843
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43歳女。幼少時よりWilliams症候群の経過観察中で、40歳時より心房細動(Af)が出現し、電気的除細動を行うも改善せず、warfarin内服を開始した。その後も心不全で入退院を繰り返し、今回、手術目的に当科紹介となった。初診時、心尖部に収縮期の逆流性雑音を聴取し、精査の結果、巨大左房を呈する僧帽弁閉鎖不全症(MR)と診断し、僧帽弁置換術およびmaze手術、左房縫縮術を行った。術後経過は良好で、術後約3週間で軽快退院し、退院後2年の胸部X線ではCTRの正常化が確認された。
©Nankodo Co., Ltd., 2016