発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015390527
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80歳女。両下肢浮腫を主訴に、近医にて重度僧帽弁閉鎖不全症(MR)および重度三尖弁閉鎖不全症(TR)を指摘され、手術目的に当院紹介となった。MRおよびTRに対し僧帽弁置換術、三尖弁輪形成術およびmaze手術を施行したところ、術中にS-Gカテーテルによる多量の肺出血をきたしたため、分離肺換気用気管内チューブの使用と右肺中葉切除術を追加した。術後は血行動態、呼吸状態が安定し、経過良好にて術後第36病日に独歩退院となった。
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