発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017028493
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65歳女。19年前より全身性エリテマトーデス(SLE)、Sjoegren症候群に対しステロイド内服中であった。今回、労作時息切れを主訴とし、以前より指摘されていたリウマチ性僧帽弁狭窄症(MS)の進行を認め手術目的に当科紹介となった。術前検査よりSLE合併弁膜症と診断し、僧帽弁置換術、三尖弁輪形成術を施行したが、術中に心筋保護液注入針穿刺部からの止血が困難となり、上行置換術を余儀なくされた。術後は合併症なく良好に経過し、術後19日目に独歩退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2016