発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2013186590
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63歳女性。大動脈弁閉鎖不全症に対する大動脈弁置換術後、3年目より意識消失発作を繰り返すようになった。精査の結果、完全房室ブロックと診断され、DDIペースメーカー植込み術が施行された。だが術後、胸部CTで上行大動脈から右房全面、上行大動脈右側後方の吻合部仮性瘤が発見され、植込み術6時間後にBentall変法による大動脈基部置換術が行われた。その結果、術後は房室ブロックが残存しペースメーカ調律となったが、患者は第33病日目に退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013