発行日 2009年8月1日
Published Date 2009/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009298960
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63歳男。検診の胸部X線で異常を指摘された。胸部CTで右S3に無気肺と、中枢側気管支に石灰化を伴う気管支閉塞部位を認めた。気管支内視鏡では右B3aを閉塞する白色のポリープ状病変を認め、同部位の生検では悪性像はみられなかった。肺癌の否定ができないためFDG-PETを施行したところ、右S3の無気肺に集積を認め、SUV値2.63で肺癌が疑われた。右肺上葉切除術を施行し、病理組織所見で気管支を閉塞する骨、軟骨成分を有する5mmの有茎性の腫瘤を認め、気管支内過誤腫と診断された。
©Nankodo Co., Ltd., 2009