発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014188483
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症例は70歳男性で、検診の胸部X線にて右上肺野異常陰影を指摘され、精査目的に当院を受診した。胸部造影CTでは右S2区域に15mm大の類円形の結節影を認めたが、FDG-PETでは腫瘍部ならびに縦隔リンパ節に異常集積はみられなかった。気管支鏡像で右B2aは腫瘍により閉塞し、腫瘍は拍動性に動揺していた。診断と治療を兼ねて右後側方切開下で右S2区域切除術を施行した。病理組織学的に悪性所見を認めず、亜区域支に発生した気管支内過誤腫と診断され、術後経過は良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2014