発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005290829
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61歳男性.患者は健診にて右肺異常を指摘された.胸部X線では右第2弓の辺縁が不鮮明で,胸部CTにてS5部分無気肺,中葉支内の有茎性腫瘤を認めた.気管支鏡では中葉支をほぼ閉塞する腫瘤を認め,経気管支生検にて過誤腫または粘液腫を疑い,気管支鏡下に生検鉗子と高周波スネアを用いて切除した.病理組織学的に気管支内軟骨性過誤腫と最終診断され,腫瘍切除後3ヵ月に腫瘍の残存もしくは再増殖が疑われたが,追加処置は行わなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2005