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編集後記
竹内 さをり
pp.442
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200917
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地域ケア会議をはじめとする地域包括ケアシステムの構築に向けては,全国の市町村が一律に整備するよう2015年度(平成27年度)から着々と準備がなされてきた.外からみていると,2015年度(平成27年度)は市町村の雰囲気も「まだ時間がある」といった様子で,地域ケア会議を開催している所も少なかった.また,私たちOTもかかわる必要性は感じながらもどうすればよいのか不確かな状態であった.一方,先駆的取り組みは紹介されつつあった.2016年度(平成28年度)には市町村も「そろそろ準備を」となり,模擬的にでも会議を開催する所が増えていった.同様にOTも,いかにして期待に応えられる能力を身につけるかと研修等を多く開催した.そして,あっという間に2017年度(平成29年度)がやってきた.
この特集が発刊される2017年5月,全国の市町村の地域ケア会議でどのくらいのOTが助言者として活躍しているだろうか.積極的な意識をもって,全国で活躍していることが理想であるが,中にはいきなりお役をいただき,右往左往している人もいるだろう.
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