徹底分析シリーズ デスフルラン2
腹腔鏡補助下開腹術の麻酔管理―硬膜外麻酔主体のレミフェンタニル併用で,変動の少ない術中管理と術後鎮痛をめざす
平良 裕子
1
,
渕辺 誠
1
,
花城 久米夫
1
Yuko TAIRA
1
,
Makoto FUCHIBE
1
,
Kumeo HANASHIRO
1
1沖縄赤十字病院 麻酔科
pp.120-122
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101743
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麻酔科医になりたての頃は,覚醒遅延を恐れて,早く覚ますのがよい麻酔,とおおまかに捉えていた。今や,新薬,新デバイスの登場で,覚醒遅延は昔の話になりつつある。患者にとってのよい麻酔とはどういうものか,新しい認識が必要になってきたようである。覚醒が早いだけではよい麻酔管理と言えないのは明白である。デスフルランを得た今,吸入麻酔薬の影響がすぐになくなることを踏まえた,バランスのとれた穏やかな麻酔を目指したい。
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