徹底分析シリーズ デスフルラン2
デスフルランと低流量麻酔はセットメニュー!?―薬液の補充や二酸化炭素吸収剤の交換は確実に
永井 美玲
1
,
樋口 秀行
1
Mirei NAGAI
1
,
Hideyuki HIGUCHI
1
1東京女子医科大学 麻酔科学講座
pp.116-118
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101742
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当院では2011年12月にデスフルランが導入され,現在では全身麻酔の約10~15%で使用している。これまでに使用した印象としては,併用薬は以前と同様だが,覚醒が従来よりもかなりすみやかで,長時間手術や肥満症例においても確実に覚醒する。懸念された頻脈,気道刺激性には遭遇していない。また,薬液補充という,きわめて短時間の投与休止であっても術中覚醒が危惧される。そのため低流量麻酔の施行が好ましく,デスフルラン使用時には,低流量麻酔の理解が不可欠である。
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