連載 何を伝えよう,どう伝えよう:新カリ時代の具体策5
精神看護学実習にSSTモデルのカンファレンスを取り入れて
武政 奈保子
1
1帝京平成短期大学
pp.80-81
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900268
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私は,精神科での実習を担当しています。実習は2週間で,患者さん1名を受け持つ方式をとっています。実習後のカンファレンスは,精神科での貴重な体験を無駄にせず,学生の心に必ず湧くであろう感覚的な不安感を理論づけ,知識に変え行動を変えていくために,重要な学びの場です。そのため,毎日1時間力ンファレンスを行ない,終了時には最終力ンファレンスを行なっています。ところが,このカンファレンスが悩みの点で,学生を深く落ち込ませてしまったり,黙っていれば通り過ぎてしまうような安易なカンファレンスになりがちでした。
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