実践報告
母性看護実習に訪問看護を取り入れて
石牧 純子
1
,
小竹 愛子
1
1浜松市立看護専門学校看護第2学科
pp.609-613
発行日 1988年10月25日
Published Date 1988/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908556
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はじめに
総合看護の理念に基づく継続看護(訪問看護を含む)の重要性は,母性看護においても同様である.短期の入院である母性は,現在の社会状勢や家族形態の変化の中で,問題をもって退院する場合も多い.そのようなケースへの心身の援助は,地域でも継続されなくてはいけない.
看護学生の母性実習でも,受け持ち期間中に解決できなかった問題点や,退院後にも予測される問題点をもち退院するケースがある.そういう場合,学生は入院期間中の援助の不充分さを反省し,ケースの退院後の生活に不安を持ち,さらには実習全体に対して達成感の乏しさを訴えたりする.
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