連載 精神看護ボストン・レポート⑦
治療的な人間関係(その1)―Therapeutic Relationship
三原 晴美
pp.74-79
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900267
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はじめて入院してきた患者に接するとき,私が常に努力していることは,治療的な人間関係を早期に確立することです。現在ではマネジドケアによって運営されるようになり,以前より短期問で患者を看護診断・評価し,看護計画を立て,多種専門職種会議(IDM)で話し合って看護の治療計画,つまり看護の責任範囲を決定します。そして,ナース間でコミュニケーションを密にして計画を実行し,患者や家族の教育・指導も行ないます。入院の時点で,期待されるアウトカム,退院後の治療,関係職種の機能などについて,すでに退院計画を立ててIDMで話し合います。
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