特集 学校の先生に聞きました。精神看護学をどのように工夫して教えていますか?
SST、WRAP、箱庭療法を取り入れて
櫛谷 由佳
1
1社会福祉法人神奈川県総合リハビリテーション事業団厚木看護専門学校
pp.464-466
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200124
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精神看護学担当デビュー
「精神看護学担当になってほしい」と上司から告げられたのは2014年の3月下旬。人事異動により前任の担当者が学校から離れることになったという発表を聞いた直後でした。それまでは成人看護学を担当しており、私なりの指導方略が見えてきたところでした。そのような時期に担当変更を告げられ、驚きと共に、自分にできるのかという不安が生じました。
しかし、4月から15時間の講義と5月からは臨地実習が始まるというスケジュールが目前に迫っていたため、戸惑っている暇はありませんでした。「やるしかない」と自分に言い聞かせながら、時間を見つけては教科書や参考書を読み、精神科病院に勤務している知人に精神看護とは何かを教えてもらったり、実習病院へ研修に入らせてもらうなど、無我夢中で精神看護学とは何かを学び得ようとしました。
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