特集 “精神看護”という、一見外側からは見えにくい学問を、学生にどうやって教えるか。
アクティブラーニングに向けた私の授業の工夫
安保 寛明
1
1山形県立保健医療大学大学院保健医療学研究科
pp.316-320
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200373
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自らの考えをベースに答えを探す練習として
一方向講義による知識伝達は、単一解(最適解)を伝えることに向いているのに対して、学生同士や教員との間での双方向性のやりとりで進行するアクティブラーニング(Active Learning)は、妥当解や周辺の知識を獲得しやすいという特徴があります。精神看護学は、最適解よりも妥当解によって行動する場面が多い*1・2ので、アクティブラーニングに向いていると言えます。学生が主体性をもって学ぶ環境を作ると、教員としても楽しいと感じます。
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