来た、見た、知った
学習と授業を再考し、学生の「学びたい」を支えるために―「アクティブラーニング型反転授業を創る!」公開セミナーに参加して
木村 緑
1
1パナソニック健康保険組合立松下看護専門学校
pp.52-56
発行日 2019年1月25日
Published Date 2019/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201161
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学生たちの学ぶ気持ちを上げていくために参加したセミナー
看護学生の厳しい「毎日」を支えるために
看護専門学校は3年間で3,000時間もの授業を詰め込む。さらに、その3,000時間には含まれないたくさんの授業課題、予習復習が学生には求められている。看護学生は常に時間と戦っている。また、各学校には、即戦力かつ社会人として生きるための服装や身だしなみを定めたさまざまなローカルルールがある。若い学生にとっては小姑の小言にしか思えないであろうそのルールをクリアしなければならない。
看護学生たちは、違う道を選んだ友人たちが学生生活をエンジョイしているのを横目で見ながら、黒髪をまとめ、重く大きい鞄を背負って、朝早く、または夜遅く通学路を歩く。どれだけの学生が自分の決めた道を挫折しかけたことだろうか。
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