FOCUS
―当事者と医療者にこそ意義がある―リハビリテーションとしての当事者参加授業
小澤 政司
1
1山梨厚生病院精神科
pp.66-71
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100304
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当事者参加授業とは、当事者が看護学校に赴き、精神看護学の授業の一環として自らの体験を語るという講演形式の授業のことである。筆者は2002(平成14)年から、当院のデイ・ケア活動の一環としてこの授業を進めている。こうした授業は近年各地に広がりつつあり、学生に対する教育的効果から高く評価されている。
一方で、こうした活動を進めるうち、当事者の自らの障害に対する考え方や我々医療者の当事者を見る視点が変化していくことに気がついた。
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