慢性期の患者・家族とのコミュニケーション・11
当事者問題――患者・家族の当事者性
岡本 拓也
1
1洞爺温泉病院
pp.186-187
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103127
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医療には,「医療を提供する側」と「医療を享受する側」の両当事者がいる.この両当事者がいて初めて,医療という営みは成立する.「当事者問題」という言葉を使う時,筆者が念頭に置いているのは,それぞれの当事者が「十全な当事者」ではなくなってしまうような事態である.
今回は,患者・家族側が「十全な当事者」ではなくなるという問題がテーマである.
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