特集 プリセプター制度成功のために
アンケート調査からみたプリセプターシップの問題点
鳴海 広子
1
1日本医科大学附属第二病院看護部
pp.499-503
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901723
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はじめに
当院は病床数372床,看護職員数336名の大学附属病院で,毎年,各病棟には平均して約4名の新人看護婦が入職してくる.
看護教育のカリキュラム内容や時間の変更に伴って,看護婦の卒後教育が重視されるようになり,当院では1984(昭和59)年にマンツーマンの新人指導を開始した.これは,主に2年目の看護婦が新人看護婦の教育係の役割をするものであるが,運用方法など,制度としての決まりはなかった.その後,新人看護婦と指導者の悩みや不安が業務に大きく影響することが認められたため,1994(平成6)年には新人教育の充実のため,指導者教育を含めて整備し,プリセプターシップを制度化して導入した.
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