連載 これからの臨床現場を支えるために COVID-19を経験した米国の看護現場から・28
安全な職場環境づくりに向けて—職場における暴力の対策と実践・2
岩間 恵子
1,2
1ペース大学
2マウントサイナイ モーニングサイド病院
pp.346-349
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202640
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前回は,医療従事者が受ける職場における暴力,ワークプレイス・バイオレンス(workplace violence:WPV)の対策として,WPVのリスク・ファクターのアセスメントや,具体的な防止策について考えました。効果的な防止策として,マネジメントのコミットメントや職員全員が主体的に参加することが大切でした。
今回は,病院全体で取り組むWPVの防止策として,前回紹介した5つの防止策例のうち残る4つ,職場環境の分析,危険防止と管理,安全教育,そして記録と防止策の評価について,具体例を交えながら考えていきます。
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