特集 「看護研究」を問い直す “現場主体の質改善”を目指すマネジメント
コラム・インタビュー
—【インタビュー】—経営やケアの質に関するデータを共有し,スタッフのワーク・エンゲージメントを高める組織運営—ウィル訪問看護ステーションの実践から
岩本 大希
1,2
,
落合 実
1
,
友滝 愛
3
1WyL株式会社
2ウィル訪問看護ステーション江戸川・江東
3国立看護大学校看護学部
pp.256-257
発行日 2019年3月10日
Published Date 2019/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201232
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看護師の岩本大希氏,落合実氏が経営を担うWyL株式会社は,2016年に設立。現在は東京都東部のウィル訪問看護ステーション江戸川・江東,豊見城(沖縄),一関(岩手)の4事業所を運営。在宅ケアのアウトカムを量的に評価する「オマハシステム」を先駆的に導入するなど,戦略的な経営を行っている。
直営店に所属する約30人の訪問看護師と,経営やケアの質に関するデータをできる限り共有していることも特徴。これにより,スタッフの組織へのエンゲージメントやコミットメント,職務満足度が高まり,ひいては人材の定着・確保にもつながるという。同社の組織運営の考え方について話を聞いた。病院看護部の運営にも多いに参考になるだろう。
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