特集 メリデン版訪問家族支援に注目! 本人と家族をまるごと支援すると、こんな変化が生まれます
【メリデン版訪問家族支援の構成要素】
❶家族1人ひとりとの協働を紡ぎだすエンゲージメント
小松 容子
1
,
上久保 真理子
2
1宮城大学看護学群精神看護学領域
2ぴあクリニック
pp.792-795
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201040
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メリデン版訪問家族支援(以下、ファミリーワーク)では、疾患を抱える本人とその家族の1人ひとりと信頼関係を構築していくことを大切にします。この部分を「エンゲージメント」と呼びます。
そもそも、1人ひとりとの肯定的な関係性が築かれなければ、これから始まるすべての働きかけは困難になりますし、治療的な関わりも難しくなります。そこで「エンゲージメント」では、本人や家族が「このファミリーワーカーとなら協働してもいい」、あるいは「このファミリーワーカーと協働していきたい」と感じてもらえることを念頭に関わります(ファミリーワークを行なう支援者を「ファミリーワーカー」としています)。家族の1人ひとりとの関係を築き、家族全体と関係を構築していく。それがエンゲージメントの目的です。
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