特集 個々の強みを活かして,役割に応じた成果を達成する コンピテンシーを基盤にしたクリニカルラダーの開発 北里大学病院・東病院の取り組み
【コラム】コンピテンシーを基にしたクリニカルラダーver.2の開発に関わって—看護学部における基礎教育への活用の現状
中山 栄純
1
1北里大学看護学部基礎看護学
pp.806-807
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200538
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
2010年度に文部科学省補助金事業「看護師の人材養成システムの確立プログラム」で選定された,北里大学病院看護部と北里大学看護学部(以下,本学)の協働による取り組み「協働を基盤とした高度実践者・教育者育成」に,本学の担当者として関わった。
このプログラムは大学病院と本学が協働して取り組んだもので,❶教育プログラムの開発,❷教育指導者の養成,❸横断的人事システムの構築,❹キャリアパスの構築,という4つの計画を柱とした。
今回北里大学病院・東病院看護部によって開発されたクリニカルラダーver.2は,❹のキャリアパス構築の取り組みの一環である。私自身は,看護学部の卒業生の多くが今後進んでいくであろうジェネラリストのクリニカルラダーの開発に携わった。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.