特集 看護師長はどう選ばれ育てられるか
チーフナースのコンピテンシー―虎の門病院におけるコンピテンシーモデルの開発とその活用
宗村 美江子
1
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院看護部
pp.843-850
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101042
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チーフナースのコンピテンシーモデルとは
虎の門病院(以下,当院)では,1990年頃から図のような看護管理体制をとっている。1人のスーパーバイザー(管理看護師長)が100~160床(2~4ユニット)を担当し,1看護単位(20~25床)ごとに1人のチーフナースを置くというもので,これにより1人ひとりの患者さんへの個別的ケアと個々のナースへの個別指導を充実させている。
チーフナースの役割は,スーパーバイザーの補佐,看護単位の運営(監督者),看護実践(ナースモデル)である。現在,当院のナースの平均勤続年数は5.7年,平均年齢は28.6歳であるが,チーフナースに任用されるのは,幅があるものの平均して7年目のナースである。
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