特集 自律しながら支え合う!私たちのスタッフ教育
【訪問看護クリニカルラダー】
訪問看護師のためのクリニカルラダーの開発
中瀬 美穂
1
,
立石 容子
1
,
藤原 麻子
1
1平野区医師会訪問看護ステーション
pp.372-378
発行日 2011年5月15日
Published Date 2011/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101870
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超高齢社会を迎え、訪問看護の需要は高まっている。しかし、訪問看護ステーション運営の課題は山積しており、なかでも人材確保や職員教育は、つねに管理者の悩みの種になっている。
当事業でも同様の悩みから、さまざまな試行錯誤のうえ、多くの取り組みを行なってきた。本稿では、そのなかから「クリニカルラダー」(以下、ラダー)に焦点を当てる。ラダーは、病院では当たり前の教育手法となっているツールだが、訪問看護における導入は未だ少ない。そこで、2007年から、“訪問看護独自”のクリニカルラダーの開発に取り組んだ。ラダー作成の背景と経緯を振り返り、完成したラダーを紹介するとともに、実践の評価と今後の課題までを報告する。
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