連載 あの人の思い出カバン・1【新連載】
思いのたけは言葉を超えて“ハニカミ保健師”―カバンの持ち主:青嶋智重子さん(元山形市)
村中 峯子
1,2
1社団法人全国保健センター連合会
2東京大学大学院医学系研究科
pp.376-383
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100976
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「保健師の2007年問題」が取り上げられてから1年が過ぎた。
定年などの区切りを機に職を辞した保健師(あの人)たち。保健師として過ごした日々を,彼女たちは何を思って働き,何をみつめ,そして退職したいま,何を思って暮らしているのだろうか。かつて,看護師の象徴がナースキャップであったころ,保健師のそれは「訪問カバン」だった。保健師(あの人)たちも訪問カバンを肩に,一歩,一歩,踏みしめて地域と人々をみつめ続けていた。
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