特集② 現場のジレンマと向き合う技法 倫理的意思決定の「4ステップモデル」を活用しよう!
―誌上事例検討会―4ステップモデルを使ってグループワークをしてみましょう
小林 真朝
1
,
宮﨑 紀枝
2
,
酒井 昌子
3
1聖路加看護大学地域看護学
2東邦大学医学部看護学科
3聖隷クリストファー大学看護学部
pp.154-163
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100934
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倫理教育プログラムの教材事例を用いて,誌上グループワークを行い,4ステップモデルを活用した学習方法をイメージ化した。取り上げた事例は2つ。事例①は,本人・家族・保健師の意見が異なる状況で,保健師が支援に迷う事例。それぞれの意向に板ばさみになった保健師のとるべき行動を,職場で検討していく。事例②は,新人を育成したいプリセプターと日常業務を優先させたい上司との対立場面を題材に,保健師同士で検討を進めていく。他職種との意見の相違を,どのように考え,整理すると,上司の立場も自分の立場も尊重した方法がみつけられるのかを考えていく。
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