看護教育研究
看護技術教育における授業改善への試み(Ⅱ)―<Video on Demand>システムの紹介とその評価
越智 由紀子
1
,
栗原 保子
2
1元:宮崎県立看護大学
2宮崎県立看護大学
pp.567-571
発行日 2001年7月25日
Published Date 2001/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903870
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本学では,開学時より看護技術教育における授業改善の試みとして,パーソナルコンピューター(以下,PC)を導入し,学生の看護基本技術のイメージ形成を促すことを目的とした〈学習支援システム〉を開発し,授業で活用している.これは,一斉授業,自己学習,グループ学習の段階で,教師がビデオ教材,図,写真などの教材を随時提示できるような機能と,学生が随時閲覧できるような機能を持つものである.この取り組みについては,本誌第41巻第6号に「看護技術教育における授業改善への試み(I)―<学習支援システム>の開発プロセスと授業の実際」1)として報告した.
その後,この<学習支援システム>の特徴を活かし,学生のより効率的な学習を支援するために,活用中のビデオ教材と学習のポイントを,学生の学習進捗状況に合わせて随時視聴可能なシステム<Video on Demand>システム(以下,<VOD>システム)として完成させることができた.
そこで今回は,<VOD>システムの開発プロセスと活用の実際,その評価に焦点を当てて報告する.
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