連載 実習を「教育」として位置付けるために・2
「課題学習」の展開―学生の学習効果を高める「教材化」の実際
齊藤 ゆみ
1
,
小平 京子
1
,
金子 昌子
1
,
森山 郁子
1
1自治医科大学看護短期大学
pp.804-807
発行日 1995年9月25日
Published Date 1995/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901199
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筆者らは,「課題学習」を「その患者が持っているいくつかの看護問題の中から,あるひとつの問題に限って『学習の課題』とし,それを学生が集中的に学ぶ『患者―看護婦関係の発展過程としての看護過程』として積極的に『教材化』した実習教育である」と前号(本誌36巻8号)で規定した.
今回は,特に教材化=実習教育における教材とその構造化の過程に焦点を当てながら,まず概念としての課題学習における「教材化」を明らかにし次に筆者らが経験した教育事例を通してより具体的な説明を加えたいと思う.
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