連載 新米教員―七転び八起き・3
「素朴な質問」からの気づき
勝原 裕美子
1
1兵庫県立看護大学
pp.768-769
発行日 1995年9月25日
Published Date 1995/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901192
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マイケル・ポラニーは,その著書『暗黙知の次元』の中で,「我々は語ることができるより多くのことを知ることができる」と書いている.もう少しわかりやすく言うと,私たちは言葉にできない多くのことを知っている,ということになる.
ここではっきりさせなければならないのは,知っていて語れないことと,知っているつもりだが実はわかっていなかったこととの区別である.このどちらであるかは,おそらくそれを意識させられるような機会でもないと気づかないし,区別もつかない.
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