連載 電子カルテシステム導入と看護学実習─昭和大学保健医療学部の取り組み・3【最終回】
練習用教材の作成と実習への効果および今後の課題
石原 昌
1
,
城丸 瑞恵
1
,
中山 和美
1
,
山室 八潮
1
,
宇佐美 千恵子
1
,
寺田 眞廣
1
,
大崎 千恵子
2
,
小塚 和人
3
1昭和大学保健医療学部看護学科
2昭和大学横浜市北部病院看護部医療看護情報担当
3昭和大学横浜市北部病院医療情報部
pp.254-257
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100029
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はじめに
3回連載をとおして,電子カルテシステムを導入したN病院における看護学実習の実際について,本学での取り組みを紹介している。第1回1)は,看護学実習の開始に当たって様々な不安や課題があったが,十分なオリエンテーションを行い実習環境を整えることで,いくつかの課題を改善できることを報告した。
第2回2)は,平成15年度の調査3, 4)を中心に,電子カルテを使用した実習の学習効果を紹介した。第3回は,練習用教材の作成と活用状況,練習の効果,電子カルテシステムを導入した病院における看護学実習の今後の課題について述べる。
なお,本学は平成14年4月に短期大学から学部へ改組転換したために,ここで示すデータの平成14年および15年のものは短期大学の学生についてであり,平成16年に関するものは学部生についてである。用語は第1回の定義に準ずる。
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